4.ハチミツの成分とエビデンス


ヒトとハチミツの歴史は古く、アーユルヴェーダをはじめとして世界各国に薬や治療法として使われていた記述がたくさんあります。
実際にハチミツに含まれる成分とエビデンスを調べてみると、健康食品としての効果の高さが分かります。

カロリー 294kcal/100g  →砂糖は384kcal/100g
PH 3.2~4.9 酸性ですが、体内に吸収された後は有機酸とミネラルによりアルカリ性として働くためアルカリ性食品です。血液サラサラ効果。
糖 質 75~82% (炭水化物)
果糖

35~49% エネルギー源 疲労回復 二日酔い等に。

インシュリンに依存しないため糖尿病状態のエネルギー補給にも。その他、薬物・アルコール中毒にも用いる。利尿作用もあり。

ブドウ糖

31~36% エネルギー源 疲労回復 利尿作用。

栄養障害や低血糖時に対する糖質補給に。

麦芽糖 5~8% エネルギー源 インシュリン非依存的で血糖値の上昇を示さず。
ショ糖 1~4% エネルギー源 砂糖と同じ。
オリゴ糖 1~3% 善玉菌であるビフィズス菌の増殖に。
*ハチミツに含まれる量の多い順。
アミノ酸 1%程度 ロイシン アラニン メチオニン ヒスチジン等 20種類以上:抗酸化物質
有機酸 0.5~3%
酢酸 殺菌 防腐 酸性→アルカリ性へ変化
塩酸 殺菌 防腐
クエン酸 エネルギー生産に必要なクエン酸回路を構成する物質のひとつ 抗酸化物質
グルコン酸 善玉腸内細菌の増殖能 便秘・下痢の予防 酸性→アルカリ性へ変化 抗酸化物質
乳酸 グルコース合成の基質 骨粗鬆症の予防
リンゴ酸 クエン酸回路を構成する物質のひとつ 酸性→アルカリ性へ変化
リン酸 エネルギー代謝や核酸やリン脂質分子などの構造の一部を担います。
コハク酸 旨味成分のひとつ 酸性→アルカリ性へ変化
蟻酸 酸性→アルカリ性へ変化
その他、ピログルタミン酸など
*ハチミツに含まれる量の多い順。
酵 素
グルコースオキシターゼ グルコースを分解して過酸化水素をつくる。 強い殺菌力で呼吸器系の病原体の増殖を抑える。抗酸化物質  美肌効果
スクロースインベルターゼ 花蜜や甘露のショ糖を分解して果糖・ブドウ糖にする転化酵素
アミラーゼ デンプンやグリコーゲンを加水分解してグルコースを生成する
カタラーゼ 抗酸化物質
他、80種以上
*ハチミツに含まれる量の多い順。
ミネラル
カリウム 心臓・血管、筋肉機能の調節 体内の水分バランスの調整 高血圧の予防 疲労予防 老廃物の除去
ナトリウム 心臓 筋肉機能の調節
硫黄 髪毛・爪の発育 有害物質の排出 必須アミノ酸の成分
塩素 胃液中の塩酸分泌に不可欠 肝機能の維持
カルシウム 骨と歯を造る 活力と長寿に関係
リン 骨と歯を造る 成長と修復を補助 細胞の増殖
珪酸 皮膚に弾力を持たせる
マグネシウム 神経興奮の抑制 炭水化物の代謝  美肌効果
ケイ素 皮膚に弾力を持たせる  骨の強化
ヘモグロビン形成 貧血予防
マンガン 生殖と成長の正常化 疲労回復
ヘモグロビン形成時に鉄と協力 貧血予防 白血球系の造血作用 骨・結合組織の代謝
亜鉛 体内酵素の働き 皮膚・粘膜・脳と骨の発育および維持 味覚嗅覚の保全 生殖器官の発達に関与 胃炎、胃十二指腸潰瘍の改善  美肌効果
クロム 糖代謝 コレステロール代謝
ヨウ素 甲状腺ホルモンの必須材料 各種細菌・ウィルスに対する殺菌作用
*色の濃いハチミツには鉄や銅のミネラルの含有量が多く、造血作用の効果が高い。
*カテキンを含むお茶・紅茶はミネラルの吸収を邪魔します。30分以上間隔を開けて。
*亜鉛を多く含むクリ蜜、そば蜜は、胃炎、胃十二指腸潰瘍の改善の効果が高い。
そのほかの成分2~3%
アセチルコリン及び類似物質 神経伝達作用 副交感神経を優位にし、リラックスする 発育促進 うつ・不安・ストレスを解放 肝臓への脂肪沈着抑制 血圧 血中コレステロールを下げる 胃炎・胃十二指腸潰瘍の改善 老化防止
類パロチン ローヤルゼリー由来物質 ミツバチ唾液線ホルモンで若返り効果
ポリフェノール:抗酸化物質 血管強化作用
フラボノイド

ケルセチン アカセチン ガランギン ケンフェノール ピノセンブリン クリシン 等

抗菌・殺菌 抗酸化物質 血管の拡張 抗血栓 抗虚血作用 抗がん作用 美肌効果 アンチエイジング

カフェイン酸フェネチルエステル 抗酸化物質
一酸化窒素 強力な活性酸素(フリーラジカル)を発生させ、病原体の増殖を防ぐ
芳香性物質 花粉由来