蜂の気持ちになってみる


蜂が一生に集められるハチミツはたったスプーン一杯分足らず。そもそも蜂蜜は、蜂たちの越冬のための食料だということを知っているだろうか。私たちはそのお裾分けを頂いている。

2人が選んだ養蜂は定置型。一年中同じ場所で蜂たちのお世話をするということだ。一気に花が咲いて一気に散ってしまう北海道で、より長い期間蜜を集められるように、蜜が多く花も長く咲くハーブを時期をずらして植えている。ハーブに農薬もかけないし、蜂が蜜を吸い終わったものは全て手摘みして乾かしハーブティーやアロマコスメにする。蜂たちが越冬するのに十分な食料を残すため、秋が深まれば蜜はとらず冬の間は閑散期となる。

 

生産性だけを考えれば、花蜜を求めて西へ東へ移動しての養蜂の方がいいに決まっているだろう。でも、蜂の気持ちになってみたらどうだろう?あんな小さな体に、長旅はきっとストレスだろうし、いつもアカシアの蜜だけを食べていたら飽きてしまいやしないだろうか?人間に当てはめたら、それは暴飲暴食というかも知れない。果たして、それは蜂にとって幸せなのだろうか。

住環境と食べもの。蜜蜂たちも私たち人間も一緒。2人の根底にある想いはぶれない。

「それに、それを全部とってしまったら、私たちは自然にお返しするものが何もないよね」彼らが考える私たち人間ができる役割、それがハーブを植えることに繋がっている。

 

「ワインのようにその年その年の気候や花の咲き方で、味や香りが全く違うの。年々良くなってる」考え方はワインと一緒。テロワールなはちみつ。それがラ・ターブルベールのはちみつなのだ。

 

一度、蜂になった気持ちで、花の薫りと蜜を味わってみてほしい。

ハーブの花々が咲き誇る、ラ・ターブルベールのガーデンで。