目次


1.ハチミツから覗くアーユルヴェーダの世界


ハチミツと人類の歴史は古く、約5000年前の壁画にも養蜂のシーンが描かれています。
古くはミツバチの自然巣から採取していたので、高い木の上や崖など、ハンティングさながらの危険な仕事でした。

 


ハチミツは古くから薬として使われ、その薬効成分に着目してハチミツの種類や効能を体系づけたものがあります。そのひとつがインド発祥のアーユルヴェーダです。

アーユルヴェーダとは、サンスクリット語で【アーユス】(生命 生気)【ヴェーダ】(真理 科学)の複合語で、「生命の科学」と訳されています。
約5000年の歴史があり予防医学と病や怪我の治療、また食べ物の特性について詳細に書かれています。

アーユルヴェーダについて書かれた書籍やサイトがありますが、原文の記述がサンスクリット語で日本語に直訳しにくいものもあり、イメージ豊かに読み解いていかないと理解しにくいかもしれません。理解しにくいもうひとつの理由として、手法(手段)の解説ばかりに目が行ってしまうため、定義や目的を理解するようにしないとアーユルヴェーダの本質を理解できません。

 

前インド国立グジャラートアーユルヴェーダ大学.大学院学院長 ハリ・シャンカル・シャルマ先生がアーユルヴェーダの定義について次のようにあります。


「有益な人生、不益な人生、幸福な人生、不幸な人生、生命にとって何が有益で、 何が不益であるか、寿命の長さについて語る学問、それが生命の科学:アーユルヴェ ーダである。」

 

漠然としていますが、知れば知るほどこの定義に即した体系によって構成されているのが分かっていきます。

アーユルヴェーダはとても厳格な一面もあり、分かりやすく説明しようにも解釈の違いによって誤って捉えてしまうといけないので、基本的な用語と簡単な解説、ハチミツにかかわるところだけご紹介します。


सर्वे सन्तु निरामयाः サルヴェー サントゥ ニラーマヤーハ
一切万物が健康であれ