目次


1.ハチミツから覗くアーユルヴェーダの世界


用語2:トリ・グナ

YOGAや瞑想をされている方々には「トリ・グナ」をご存知の方も多いことでしょう。
トリ・ドーシャの次に、サプタ・ダートゥの説明が続くのが一般的なのですが、ここでは省きます。
サプタ・ダートゥもアーユルヴェーダの理解を深めるためにはとても重要なのですが、身体(肉体)の構成のトリ・ドーシャに対して、精神(心)の性質=「トリ・グナ」を知る方が、バランス良く健康の意味を理解できると思います。

 

「トリ・グナ」(3つの性質):精神(心)の性質を表したもので、次の3つを指します。

サットヴァ 【純粋性】 至福の状態
ラジャス 【動性】 【激質】 躁の状態
タマス 【惰性】 鬱の状態

トリ・ドーシャは3つそれぞれ等量のバランスが理想系ですが、トリ・グナはサットヴァの状態が理想になります。トリ・グナとトリドーシャは互いにリンクしています。

 

ラジャスが優勢になると、ピッタ、ヴァータが高く、タマスが優勢になると、カパが増している状態です。
食べる物によっても変化しますが、YOGA、瞑想などでコントロールすることも。(可能です。)


インドの叙事詩「マハーバーラタ」の一部であるバガヴァットギーター(神の詩)やヨーガ・スートラにも詳しく解説されています。このトリ・グナの性質の見極めはとても重要なため、重複して何度も、また多角的に説いています。

 

ちなみに、アーユルヴェーダにおいてハチミツは有益な食べものであり、「サットヴァ」(純粋性)なもの。とされています。

 

「サットヴァ」(純粋性)な食べものって、どのような意味なのだろう・・・・。
はじめはよく理解できませんでしたけど、これまで何度か採蜜ワークショップをおこなってきて、あることに気づきました。
採れたてのハチミツを口に含んだ瞬間、みなさんとてもいい笑顔になるのです。
そして、より五感で味わおうとするのか、必ず無口になります。笑)
味覚・視覚・触覚・嗅覚・・・そして自然の中で鳥のさえずりや木々の風に揺らぐ音をBGMにした聴覚の五感で感じ、幸せのひとときを味わっているようなのです。

そんなみなさんを見ていて、まさに、この瞬間の状態が至福を表す「サットヴァ」(純粋性)なのだと感じます。


サットヴァをここに全て書き表すことができませんし、上記の状態はほんの一面にしか過ぎないと思いますが、YOGAや瞑想で体験できる真から安らいだ状態、至福の状態、雑念がなく精神(心)が満たされた状態と同様の効果や性質をハチミツが持ち合わせていると言えるでしょう。

 

 

精神(心)の「サットヴァ」な状態をもたらすと同時に、肉体のドーシャのバランスを整えてくれるのがハチミツなのです。